おだがいさまセンター
開所5周年記念式典



 福島県郡山市に、富岡町、川内村の東日本大震災の被災者が避難生活を送っている仮設住宅があり、その生活のサポート拠点として「おだがいさまセンター」が5年前に建てられましたが、その「開所5周年記念式典」が2月13日に開催され、川瀬のり子がギター演奏を披露しました。5年前の2月に「開所記念コンサート」をやらせていただいた場所です。5年前に比べると、故郷の富岡町や川内村に帰還できた方、県内の他の場所や県外、仮設のすぐ近くに建てられた復興公営住宅の団地に移り住んだ方もいて、仮設住宅に住む方は少なくなったそうです。でも、まだ帰還できない場所に家がある方は仮設住宅に住んでいて、故郷に帰還できる日を待っているそうです。

 11時から始まった記念式典では、今までボランティアで避難住民の方々に支援を続けてきた個人や団体に、富岡町長から感謝状と記念品が贈呈されました。式典終了後、川瀬のり子が「星に願いを」「ひまわり」「愛の讃歌」「さくら変奏曲」「アストゥリアス」の5曲をソロで演奏しました。その後昼食を兼ねた交流会を挟み、富岡町復興応援ソング「桜舞う町で」を作詞したシンガーソングライターの普天間かおりさんの歌や、おだがいさまセンターでやっているフラダンス教室の生徒さんたちと普天間さんとのコラボレーションも披露され、盛りだくさんの内容でした。フラダンスに出演したのは70代以上の女性の方々で、長引く避難生活の中にも生きがいを見出そうとする姿に胸が熱くなりました。「生きがいづくり教室」として、フラダンスの他にも、社交ダンス、絵手紙、陶芸、ハングル講座など、9つの教室が活動しているそうです。

 5年間というと私たちにはあっという間ですが、原発の廃炉の見通しもたたない中、避難している方たちにとっては長い年月だったのだろうなあと思いました。私たちには普段はニュースで時折目にするだけの震災と原発事故ですが、実際にまだ故郷に帰れない方たちにお会いしてお話を聞き、考えさせられた貴重な体験でした。
 
 
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