日時 : 平成31年4月20日(土)
会場 : 上用賀アートホール

1年に1度の発表会が、4月20日(土)、例年通り上用賀アートホールで開催されました。この日は朝から晴天に恵まれ、春らしい暖かい日でした。一人の欠席者もなく、19名の生徒さんが日頃の練習の成果を披露しました。
 人前でギターを弾くのは実は大変なことで、朝から緊張していてお化粧の手順を間違えた、という人もいました。ステージのスポットライトの眩しさや熱さに驚き、頭が真っ白になったり手が震えた人もいましたが、全員最後まで完奏してくれました。初出場の人、今回初めてソロに挑戦した人も、心配していましたが良い演奏でした。
 いつもよりたくさんのお客様が来てくださり、出演者の熱演に温かい拍手を贈ってくださいました。本当にありがとうございます。

 出場した生徒さんは、半年から1年かけてこの日に演奏する曲を練習してきました。ステージで1回上手に弾くことより、目標を決めて練習することのほうが重要だと私は思っています。勇気をもって出場を決めて練習に励んできて、上達のあとが見られた時、私もとても嬉しく感じます。今まで出場したことがなかった人も、ぜひ来年は挑戦してもらいたいと思います。

 個人レッスンなので普段は前後の人としか顔を合わせませんが、発表会の日は同じ場所に出演者が集合します。昨年、一緒に食事をして仲良くなった生徒さんどうしが「一年ぶりですね、お元気でしたか」と挨拶しているのを見かけ、嬉しい気持ちになりました。これも発表会の楽しいところです。
行け行け飛雄馬(渡辺岳夫)
太陽がいっぱい(N.ロータ)
愛の讃歌(M.モノー)
夜霧のしのび逢い(V.ウエッター)
ノクターン、緑の木陰にて(C.ヘンツェ)
舟 歌(N.コスト)
聖母の御子、アメリアの遺言、盗賊の唄(カタロニア民謡)
ブーレ(J.S.バッハ)
愛のロマンス(スペイン民謡)
サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー(G.ガーシュウィン)
アモール(G.ルイス)
オリエンタル(二重奏)(E.グラナドス)
シチリアーナ(F.カルリ)
ラグリマ(F.タレガ)
メランコリーガリアルダとアルマンデ(J.ダウランド)
水神の踊り(J.フェレール)
ラ・マズルカ(L.レニャーニ)
パッサカリア(S.L.ヴァイス)
ショーロ(J.ペルナンブコ)
魔笛の主題による変奏曲(F.ソル)
〜川瀬 のり子(講師演奏)〜
エンデチャとオレムス
アラビア風奇想曲
(F.タレガ)


ステージ裏

     
ステージ裏の控室で、練習したり昼食をとったりします。本番前なのに皆さん意外とリラックスしていて、笑顔も見えます。
今回も私川瀬のり子が司会を務めました。演奏者のギター歴、家族構成、職業、趣味などの人物紹介、演奏曲や作曲者の解説などを、事前に作った資料を基に毎回お話ししています。氏名と演奏曲名だけを影マイクで言ったほうが簡単かな?とか、もっと話の上手な人に司会を頼んだほうがいいかな?とも考えますが、やはり自分の言葉で紹介しよう、と思って16年間続けてきました。滑舌も良くなく決して上手とは言えませんが、どうかご容赦ください。
 

打ち上げ会

終演後、出演者とスタッフ12名で用賀駅近くの居酒屋で打ち上げ会をやりました。今回は個室が予約できたので他のお客さんから隔離されていて、静かに話が出来ました。発表会10回目の出演者への記念品贈呈や、恒例の私の演奏評に加えて、皆さんの希望で全員がご自分で感想を述べるなど、落ち着いた雰囲気の中での有意義な時間でした。
 
 
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